
患者さんに寄り添う診療
このページでは私の診療に対する考えと、当院の特徴をお話させていただきたいと思います。
私が大学病院に勤務していてつらかったことは、
「患者さんに対するひとりひとりの診療時間が短い」ことでした。
どうしても、大病院のシステムの中ででしか患者さんと接することできません。長時間お待たせしたのに、診療で患者さんとお話しができるのはものの数分であることも少なくはありませんでした。最先端の施設で最高の医療技術も大切なことですが、私は患者さんに精神的に寄り添う医師として医療に従事することを選びました。
患者さんとのコミュニケーションを重視
それは多くの患者さんを診療するということ以上に大切なことなのです。
人と人との心が通じ合うことで患者さんが癒されていくのだと、私は確信しています。
そして、その意欲が患者さん自身の自然治癒力を高めていくのだと私は確信しています。
また、当院にはご高齢の患者さんも多く来院されます。
患者さんとのよりよいコミュニケーションを目指すために、患者さんおよびいらっしゃる場合は付き添いの方とじゅうぶんにお話しをさせていただいています。
受付でお話しされたことと、私にお話しされていることで喰い違いがでることもありますが、きちんと対応させていただいています。
子育てするお母さんの気持ちに応えたい。
お子さんの家族のような近い存在でありたい。
そして、お子さんの個々の微妙な状況の違いを敏感にキャッチして最適な診療を。
他院では泣いていたお子さんが当院では泣かないとのお話もよく聞かせていただいています。
お子さんの心に寄り添うのはもちろん、一生懸命子育てされているお母さんの心にも寄り添いたいと思っています。
そして、親子ともども安心してお帰りになられるように。そんな心配りをしています。
地域のかかりつけ医として
地域の、そしてあなたの「かかりつけ医」としてあたたかい診療を心がけてきました。
川崎市(高津区)にある小中学校の学校医もさせ始めていただいてから10年以上経ちました(現在3校)。最初のころに拝見した子供たちはすでに成人になっています。
人は目の不調などを感じたり、病気になってしまったとき、心細さ、不安や心配、そして苦しみにおそわれます。そうした時、いつでもすっと手の届く身近な眼科でありたい。私はそう願っています。
とにかく、ちょっとしたことでも気になることや心配事がありましたら、気軽にいらしてください。
ご本人は、「大したことない」
と思っても、実は重大な病気の可能性もあるのです。目の健康を維持するためにはためには、病気の早期予防、早期発見、早期治療、また、病気と上手に付き合っていくことも大切です。
病院や他の診療所と連携をとり、当院でできない検査・治療の場合は、患者さんの状況に応じて最適な施設をご紹介します。
大事にしているのは、「患者さんに寄り添う心」です。
手術をしなくてもよい場合もあるのです。
もちろん経過観察の中で手術が必要となれば最適な病院・診療所をご紹介しています。
また、術後のアフターケアもとても大事です。
手術直後の状況、アフターケアなど、少しでも心配な方も当院にお越しください。
手術をしても術後の状況が思わしくない場合もあります。そのような患者さんの場合は気持ちのケアがとても重要になってきます。前述の「患者さんの心に寄り添う診療」をとても大切に考えています。
どんな小さなことでも不安や不具合があればご相談ください。
せっかくすばらしい病院に通院されて最高の治療を受けていても、ご本人が不安でいっぱいであってはストレスが溜まってしまうばかりです。
また、症状が落ち着くと、かかりつけ医に通院するように勧められることも多くあります。場合によっては、ご自身でかかりつけ医を捜さなければならないこともあるでしょう。そのような方々も当院に多く通院されています。節目の精査時に専門外来に通院しながら、日ごろの経過観察は当院でさせていただいている場合もあります。
また、これまで一度しか当院にお見えになられていなくても、あるいは前回の治療から相当なお時間が空いてしまったとしても、どうか気になさらずにお越しください。どのような事情にいらっしゃる方でも、可能な限り対応させていただきます。
また、当院は車椅子、ストレッチャーでの診療も対応いたします。お気軽にご相談ください。
患者さんとの「信頼関係」こそ最も大切なこと
また、遠方に転居された患者さんが、こちらの方に戻られる折に来院されることもあります。
このように患者さんがずっと当院のことを覚えていてくださることが最大の「誇り」です。
病気はないにこしたことはないのですが、何か少しでも不具合、不安を感じた時に当院のことを思い出していただけるよう、これからも診療に従事してまいりたいと思います。